
★このページは『TOMBO祭2023』のコンテンツであり、2023年11月26日時点の情報となります。
いわつなおこ
Naoko Iwatsu
福岡を中心に全国各地、そして地球の反対側まで飛び回るアコーディオン弾き。
ミュゼットに魅せられて始めたアコーディオン。1999年からはアルゼンチンタンゴ・バンド「トリオ・ロス・ファンダンゴス」のメンバーとしても活動中。
これまでに5回のアルゼンチン、ブエノスアイレスでのツアーや、ヨーロッパ、アジアでのミロンガやフェスティバルに招聘され出演。現地のタンゴファンやミロンゲーロスを熱狂させる。
踊りやすい、心躍る演奏を追求するべく、2012年よりアルゼンチンタンゴのダンスを始め、すっかりミイラ取りがミイラになっている(笑)。
ほかに、アコーディオン親子デュオ「コラソン・ディアマンテス」や、歌とアコーディオンのシャンソン「ボンボンショコラ」「なおちゃんs」、ギター池田慎司とのデュオの活動も展開中。
福岡、北九州、宮崎で行っているレッスンでは「もっとラクに、いい音を」をモットーに、楽しく弾けるアコーディオンを初心者からプロまで指導中。
趣味はアルゼンチンタンゴと裁縫、コーヒー焙煎。
好きなお酒はIPAビール、白ワイン、芋焼酎、無濾過生原酒。
Main Accordion
■ VICTORIA Pro Fire

Discography
(ソロ)

2015年
(トリオ・ロス・ファンダンゴス)

2019年
(トリオ・ロス・ファンダンゴス)

2019年
(ギターとのデュオ)

2007年
(ソロ)

2004年
憧れのプレイヤー
Marc Perrone
My Favorite Albums


Q&A
Q. タンゴにのめり込む大きなきっかけは何だったと思いますか?
A. 1999年にトリオ・ロス・ファンダンゴスを結成した時は、特にタンゴバンドとして結成したわけではなかったのですが、ただ三人で演奏するのが楽しかったです。
本番の演奏はもちろんですが、ライブに向けてのリハーサルで三人で音楽を作り上げていく過程が楽しく、それが今でも続いています。
結成当時は、メンバーそれぞれが このトリオでしたい音楽を持ち寄る形でいろんなジャンルの音楽をやっていて、その中のひとつにわたしが持ち寄ったアルゼンチンタンゴがありました。ピアノやヴァイオリンの人と一緒にする機会があったら演奏したいと思っていたので。
それからだんだんとアルゼンチンタンゴのレパートリーが増えていき、ライブのオーダーはいつしかほとんどがアルゼンチンタンゴに。これは…われわれ、タンゴバンドじゃね?と、気づいたらタンゴバンドになっていた次第です。
2002年、タンゴダンサー「ケンジ&リリアナ」さんと一緒にGWに九州一円を回る「タンゴの節句」ツアーを始め(現在も続いて)ます。
この時、演奏とダンスの共演を初めて体験しました。アルゼンチンのブエノスアイレスでもご活躍だったケンジ&リリアナさんが2006年、われわれトリオをブエノスアイレスに初めて連れて行ってくださいました。
タンゴを演奏している身としてはブエノスアイレスの地に足を踏み入れるだけでも興奮ですが、現地のミロンガ(タンゴのダンスを楽しむ大人の社交場)で演奏する機会をいただき、たいへん意義深いものでした。
2011年、2回目にブエノスアイレスに行った時に、ミロンガで踊る人たちのための演奏というものを意識し始め、選曲やアレンジのしかたも変えていきました。
踊る人たちの気持ちを理解するためにアルゼンチンタンゴのダンスも始めました。そうすることで踊りやすい演奏(ひいてはそれは座って聴いていても楽しい演奏)というものを意識できるようになりました。
演奏しない日もミロンガに通い、そこで流れる音楽や集う人々、その場の雰囲気などミロンガそのものを愛するようになり、今ではDJ(ミロンガで曲をかける人)も務めさせていただくようになりました。
そんなこんなで、演奏だけでなく、音楽とダンス、文化などいろんな要素を知ることでより楽しくなりました。
Q. 演奏する中で悔しかった経験はありますか?あればどのようなことですか?
A. 特にないです。
演奏中に椅子から前に倒れ落ちた時は痛かったです。
Q. 色々な場所で演奏をしていると思いますが、特に刺激を受ける場所などはありますか?
A. どんな場所で、どんな人が、何人聴いていているとしても、どの場も特別です。
一時期、夜の中洲の街の橋の上で弾いていた時はたいへん勉強になりました。
Q. タンゴをやっていなかったとして、突き詰めてみたい音楽のジャンルは何ですか?
A. クンビアです。
Q. いわつさんは高校時代にドラムをされていたそうですが、それがアコーディオン演奏にプラスになったとお考えですか?
A. リズム感…でしょうか。
両手で違うことをしたり、全身で演奏するところは共通点だと思います。
ドラムの名残りで、足の裏にカスタネットを付けて裏打ちしながら演奏したこともあります(笑)。
Q. いわつさんは中学生とのきにアコーディオンを手にしますが、その後しばらく遠ざかってしまい、就職後に再開しています。
久しぶりに弾いたアコーディオンはどんな感じでしたか?
A. 中学生の頃、何となく始めたアコーディオンで、とりあえず弾けるようにはなったのですが、その当時は特に弾きたい曲もなく、興味が薄れていきました。
就職してからミュゼットという音楽にたまたま出会ったことで「これはぜひ弾きたい!」と思って再開しました。
楽譜を入手できなかったので一曲ずつ自分で採譜しては練習して、というのがとても楽しかったです。
プロになることを目指すとかそういうことではなく「こんなに好きになれることに出会えて幸せだなぁ」と思っていました。
メッセージ
アコーディオンは自分でメロディーと伴奏ができて、かつ持ち運べる 数少ない楽器。
音の質感やニュアンスも蛇腹で作り出すところが難しいところであり、楽しいところ。
日々、楽しんでいきましょう♪








